エリザベート スペシャル ガラ・コンサート、終わっちゃいましたね。
また宝石箱にしまって、いつの日にか。
ドリームバージョンで、途中からの場面でも素晴らしいシシィでした。
16年経ってまた「目を見張るような希有なひとりの女性の人生」を見せてもらって、幸せでした。
初演は、少女時代から亡くなるまで、切り立った尾根の頂を全速力で走っているようなシシィでした。
作品と出演者と客席の緊張感はどこまでも上がり続け、東京公演など、見ているほうも息が止まるような時間でした。
そんなに前方席で見たわけでもないのに、誰一人身じろぎも咳払いさえないので、盆が回っている音!が、ハッキリと聞こえてきたんですよ。
宙組のときは、どこから見ても、それはそれは美しかった。
でも、再演でのプレッシャーは相当なものだったみたいですね・・・。
初演から16年を経た、今回のガラ・コンサートのシシィは、もう全速力で走ってはいませんでした。
そうよね、もう武装しなくてもいいんだもんね・・・。
翳りや憂い、ほかにもたくさんの雑味が加わって多面性を感じました。
そして、公演を重ねていくにつれてどんどん深まっていって。
そして今回では「演じる喜び」がとっても大きいんだなぁと感じました。
16年経ったからこそのシシィなんですね。
雪組の初演メンバーのみなさんとの共演のおかげだと思います!
(もお、みなさん素晴らしすぎた(泣)!)
まりちゃんが「役者として」戻ってきてくれたようで、これからの舞台がとっても楽しみです。
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