musetteの公演レポート
花組新人公演「あさきゆめみし」
2000.4/25 宝塚大劇場
群がるサバキ待ちでびっくりしました。
印象に残った、お気に入りさんだけ書かせていただきますね〜〜。
○光源氏／彩吹真央
歌も日舞もいいですねえ。一期一会の舞台を、気合い十分で見せてくれました。 ただまあ、はんなりとした色気のようなものは持ち合わせていないので、できれば柏木あたりの本役で見たいと思いました。私はお気に入りなのでとっても主役がうれしかったんだけど。
○時の霊／蘭寿とむ
いやもうご立派！何にも不服はございません。最後のソロがすばらしかった！
○明石の上／彩乃かなみ
相変わらずのふっくらさんですが…やっぱりこの人の声、芝居心は大好きです。
明石は、他の女たちとはちがって一人で出てきてのモノローグやらがあったり、紫の上との源氏を挟んでの共鳴があったりして同等な存在なんだけど、かなみちゃんの情感はとてもすばらしかった。 都に戻ってしまう源氏を見送る歌など、しょーもない歌詞なのに、かなみちゃんの歌声に感動してしまいましたです。 紫の上よりずいぶん格上に見えました。がんばれ＞紫
○柏木／愛音羽麗
恋に狂ってました。熱にうるんだような一途な目がとてもよかった。やるやんか！歌も良いし、声もよく出てる。ねったんの声に少し似ているように思いました。舞いも堂々としてたし予想外によかったのでうれしかった。 ただ、体形がくまちゃんなのよねえ…
○夕霧／華形ひかる
友人のご贔屓。 成績も悪いし、まだ１８歳だし…ということでかなりのひどさを予想していたが、怖いものなしでやり通 してしまいました。 恐ろしいことに銀橋のソロまであるこの役。歌は決してうまいわけじゃないけど、これだけ明るくやりきったら十分でしょう。 出を友人と一緒にしたんですけど、とってもかわいくて明るい子でした(^^)！
○六条御息所／沢樹くるみ
満たされない怨念や押さえきれない情は、くるみちゃんだったらもっとできるはずなんだけどなあ。また暗くなったような気がするが、六条ならとことん暗くていいのよ。
○町の女／桜一花
ケンカする町の男女。研２のさくらちゃんが場面をとってました。 小さいテリアみたいに闘志満々、気力充実。舞台度胸あるし声も良く通るし明るい芸風。チャンスをあげたらどんどん伸びて自分のものにしていくんでしょうね。すばらしいぞ！
初舞台生もあちこち出していてもらって、成績上位の人たちは公達や姫の役ももらっていました。 全体の印象は、星組のときもそう思ったけど、本公演よりも入って見れました。新公のこの盛り上がりはたいへん嬉しゅうございます。