musetteの公演レポート

ネオ・ボヤージュ!

2005.8.10 (musette)

セイレーン

ぽりーん先生も気に入らなかったセイレーン。
もちろん私も気に入りません。座談会読んでものすごくイメージふくらんじゃったもん…。初日見てぽりーん先生に報告したら、信用してもらえなかったくらいに。
このがっかり度は、「満天星大夜總会」の孔雀以来かなあ…。
アイデアはいいのに、衣装と振りが期待はずれすぎよおーーー!
三木作品なんだから、「ゴールデン・デイズ」のアレみたいな、素敵なのにしてほしかった。
三木先生、今回は「ハナちゃん足だしてね」とは言わなかったの??いや、いつも言うのかどうかは知りませんが…。
あんな長袖の暑苦しいものでブロンズ色の余計な布がびらびらして高い靴も履いていて、苦手なゆーわくしろといったって、どもなりません…(хх)。
なにもセイレーンで彫像から出てきたイメージだからって、そんなどれもこれも茶色にしなくたっていいのにねえ…。口紅までちょっと色あせた(^^;) 薄目なのでよけいに全部うす茶色だしねえ…。

上は体にぴったり添った光る薄い素材で両肩両腕出し、下は「バロック千一夜」のボレロみたいにちょっと透け感のある布が折り重なっていて脚が自由に動かせる(ついでにちょっと見える)ようにして、裸足じゃいけなかったのかなあ…。
で、いつも思うんですが、まりちゃんのカツラってどんなときもどんな髪の色でも軽いんですよねえ…。ふわふわって感じで。
私といたしましては誘惑系(^^;) なら断然!「黒くて重くてしっとりした髪」のほうが大人だし、えっちっぽいと思うんですよ。どうです?ブルネットの先だけちょっと巻き気味の長い髪で「あはん」なんて表情したら、いいと思いませんか?セイレーンなんだし水に濡れたかんじも出るじゃないですか。別に木の彫像のイメージにこだわらなくてもいいと思うんだけどなあ…。

裸足だと振り付けもきっと変わってきますしね。
現実には(^^;) ムード音楽にのせて女パイレーツ乱入(でもセイレーンの化身?)ですぐ出てくるので、衣装の一部を下に着てるんでしょうね…。誘惑部分を多くして、セイレーン専門でいいんですけどね…ノリ、変だし(^◇^;) 。苦手な誘惑とノリが同場面にあって大変です。
そのあと「私は忘れない」と歌いながら出てくるセイレーンは、歌って踊ったので血色もいいし口紅もそのまま赤いです(^^;) 。
腕も脚もデコルテも出てないから、こんなに文句たれるのか?>自分

ハロウィン

…なぜネオ・ヴォヤージュでハロウィンか…?まあそこは三木作品ですからつっこみません。なんで「アイ・ガット・リズム」かもわからないけど、まあいいです。
カボチャカルテットがかわいいし、ダンスメンバーも若手だけで、小さめをそろえて(^^;) 可愛いです。
タニのウィンクは毎回けっこう楽しみ。ここ一年ですごく成長したなあ〜!

タップ

こーいうたかこさん大好きです。ワケあり・しがらみ・アウトローの三拍子。
そこへやってくる、輪をかけてワケありそうなまりちゃん。
どういう過去があるんでしょうねぇ。ちょっと妄想が働きかけてきました。
兄貴分の未亡人か??
過去の恋人は敵対グループの妻になっていて、しかも幸せではないのか?
…冬香(爆)?
帽子をかぶったまま踊りますが、こういうフォルムはとてもきれい。若い役ばっかり続いているので、こんな少しでも大人の女性ってだけで嬉しい。これをもっと膨らませてストーリーにしてほしい…。
帽子の下から見上げる眼がとてもいいです。誘惑もノリもヘタだけど(;^_^A 、こういうのは掛け値なしにエクセレント。ショーでいちばん好きな部分です。
そしてタップ、アステア&ロジャース。
今となってはもう古い話ですが、ブードゥのリズムから始まってブルース、ジャズ、タップに流れていった香港公演が構成も曲も大好きだったので、二番煎じと思うと素直に見れませんねえ…。
だってたかこさんはアステアよりも、しがらみやワケありやブルースが素敵なんだもん…。
そのアステア&ロジャースというならちゃんとトップハットかぶってほしいもん…。もしくはアステア&ロジャース2人だけの流れるようなはずむようなデュエット。うーん、ちょっとあの2人だと違うかなあ。
小原作品ならいいだろうけど三木作品じゃ違うなあ。
まりちゃんのタップは、動きが美しいから好きですけどね。文化祭(ビデオ鑑賞)でも前列のいいとこで踊ってたから、成績はよかったんじゃない?>ぽりーん先生

羽山先生振り付けのナンバー

…初日はビビリました。
絶対出てくるだろうと思ってましたが、曲調が変わるのは当然としても、たかこさんがセリ下がる気配を見せたときは「ど、どーすんの?????」。
「パッション・ブルー」のあやかさまのように(…でも舞台にマリコさんはいらしたか(^^;) 男役をなめまわして(スルーされるシミコの立場は?)、たかこさんのお着替えを待ちます。ボレロに曲調が変わるときの腰の振り、いけてません…。
そしてまたたっぷりデュエットダンス。
このシーン、これでもかと羽山先生の振り付けに頼り切った感のある構成ですが、全体にちょっと長くてダレちゃうと思うのは、娘役ファンだからでしょうか…?
というより宙組、芯をとれるスターもダンサーも少なすぎるよ…。アンサンブルもコーラスもいいのに、シメもツボもトップコンビ2人だけに偏ってる傾向、ますます強くなってきている気が致します…。
ボヤキ、おしまい。

▲このページの先頭へ