とりあえず初日の感想だけ。
いやあ、今まで全然見たことない花總まりさんでした。
いいように解釈すれば、『スカーレットの可愛らしい部分を犠牲にしても、バトラーの目に見えるスカーレット』を表現しようとしていた…のかどうかはご本人じゃないんでわかりませんが(^^;) 。
なんだかすごーく演技プランが見えてしまった気がして、「とっても企んだスカーレット」だと感じたのは私とぽりーん先生だけでしょうか(^◇^;) ???
しかも、どういうわけかその企んだ(^^;) 表情のまま、ナイト&デイだしカーテンコールだし…。
今までなら、いくらお芝居で役になっていてもフィナーレでは急に普通の「花總まりさん」になってたのが、今回はまったく逆だったんですよね。完全にスカーレットモードだったの??そういえば運動会もそんな感じだったような。
今までの公演なら、初日には緊張からか堅かったり目が泳いでたり(^^;) してたものですが、今回それも感じませんでした。迷いはないみたいでしたね。といってもチケット難のこのツアー、続けて見ることはできなかった(風共2連続はツライしね)ので、次回倉敷でどう変わっているかを楽しみにしたいと思います。
たかこさんのバトラー、とっても下品でした(^◇^;) 。それも素敵なんですけどね〜ほんとはチャールストンのいいお家の出身だしもうちょっとふつうのたかこさんでいいのかも(^◇^;) 。
ぐでんぐでんに酔っぱらって、ウイスキーなのにグラスになみなみついで、口でお迎えに行ってました(;^_^A 。そ、それは〜。
ツアーバージョンは真矢みきさんバトラーを見て以来なんですが、メラニーが亡くなったあとの『メラニーが死んだとき僕も死んだんです』という場面って、カーテン前なんですね(T_T) 。
奥の壁にもたれていて、素通りされるレットの表情が私にはとても大事なんですけど…(T^T。そんなすぐ目の前を通るような演出にしてもらいたくないんだけど…(T_T)。でもそこのレットはとても悲しくて、私にははずせないポイントです。
ほかの方々は、まあ予想通りの役作り。
ベルの芽映はるかちゃんがとてもよかったです。
フィナーレもお約束通り。
でも私の中での「セントルイス・ブルース」ベストは月組の「ひーふーみーよーいつむーななやー!」でございます(^^;) 。
そして企んだままのまりちゃんをリードする下品なままのたかこさん…(^^;) 。
「ナイト&デイ」ってそーいうんじゃないのでわ〜((((((((^_^;) ??
倉敷から帰ってきました。
一週間たって…企みはずいぶん感じなくなりました(;^_^A 。初日はやっぱりある意味貴重でした。
プロローグもまあ貫禄はしょうがないとして(^^;) そんなに計算と狡猾(^^;) じゃなかったし、帽子をもらって喜ぶところなども客席の笑いを誘えるような間もでき、なんだか妙にホッとして見れました。(なんで私が客席の反応まで気にするかねぇ…。)
ナイト&デイも多少コケティッシュ…になっているようでまあこれも楽しめました。あれは「踊るレットとスカーレット」といっても実質はフィナーレですからね〜企んじゃいけませんよ(^◇^;) 。『指ちょん』も初日よりも可愛いめで、こっちのほうが私は好き。そのあとのたかこさんの『なんやてコラー』と腰を抱くときの乱暴ぶりは相変わらずですが(;^_^A 。
会場の空調のせいもあってか、ちょっと暖房が暑くて、二部の最初の場面(戦後のアトランタ)から客席で咳き込む方々がとても多く、見てる方でさえ気が散ってしまうほどでしたが、スカーレットとアシュレの緊迫した場面はもちろんきちんと行われました。
ご観劇の皆様、気候が不安定な時期ですが、ぜひとも体調管理・体温調節できる衣服とタオルとのど飴をよろしくお願い申し上げます(涙)。
博多から帰って参りました。
市民会館に行く途中に政府刊行物の事務所があり、まりちゃんのポスターが貼ってありました。雪組にいるとき(96年あたり?)一度やってるので2回目ですね。大鳥れいちゃんのはもう日焼けして色がなくなっていたわ…。
さて、初日の「企んだスカーレット」から、ずいぶんと変わってました。
最初からこうだったら「企んだ」なんて書かなかったわ〜(^_^;)。まりちゃんのお芝居のこういう変化が面白くて、時間をあけて何度か見るんですけどね、ここ数年の公演では最初からできていたのか、あまりかわりはなかったのですが、これはずいぶん変化が大きくて面白かった。
持ち味もありますから「スカーレットそのもの」とは言えないけど、魂は感じました。あと2週間ほどでも公演があれば、もっとスカーレットらしくなっていただろうなぁと思います。地方じゃなくて、ちゃんとしたセットで見たかったです。ナイト&デイも大階段で。
でも深まってくるとやっぱりすごい表現力と言いましょうか、プロローグでは両手を広げれば緑なす大地だって見えるし、涙ぐみながら帰ってきたら、病院でスカーレットが見ている無数の戦傷者が苦しむ様子なんかも一緒に見えるんですよね…。
二部の最初でアシュレとキスしてるときに涙が一筋、つーと流れるところなんてもう、すばらしいです(^_^;)。
千秋楽にカメラが入っていましたから、お遊びは楽の11時公演がピークだったんでしょうか。
ウイルクス商会(ガラスにはまだケネディ商会となっている)では博多人形の首にリボンを結んでそのままお持ち帰りでした(^_^;)。(前日は焼酎で、バーコードつきの箱を見て、おお、ウィルクス商会はPOSシステムかと感心した私)
楽の11時公演のアトランタ炎上で、織花なるみちゃんが男役の格好をしていたんですが、替わりにだれか男役が娘役の衣装を着ていたのか、それとも活躍することなくボテに入っていた「ガイチ市民セット」が使われたのか…いつかどこかで読めるのを楽しみに待つことにします(^_^;)。
今年の宙組公演はこれでおしまい。
たかこさんからも「よいお年を」と言っていただきました。