ぽりーん先生のお衣装レポート

vol.3「エリザベート」

[98/11/03]

花總まりの舞台と言えばまずはお衣装から。 これは今回ぽりーんらしくなくちょっと自信がないんですけど、有物にマイナーチェンジを施してあるだけだと思います。  

2場

肖像画からの登場のシーンが初演よりワンテンポ置いての登場となります。初演のタイミングでオペラを合わせたらちょっと早かった(^_^;)。ここのお衣装は基本的にデザインも生地も同じだと思いますが、胸元にあったグレーのリボンがなくなっています。それと初演時は胸の下あたりからボレロの前 を開けたように着ていたのが、今回はボレロのボタンを全部留めてみましたって感じで着ています。  

3〜4場

お衣装は完璧有物。最初、初演は地模様なんて無かったように思っていたので、こんな衣装を新調したかと思いましたが、これは同じものです。 とっても元気なシシィで、木に昇って「見て〜〜(^_^)!!」と手を振ってる姿がとっても可愛らしかったです(*^.^*)。初演時より快活さに欠けたようだという方もあるようですが、十分自由奔放に育ったシシィでした。  

6場

バートイシュルのお衣装は新調ではなくこれもマイナーチェンジ。両肩にあった白いバラの飾りがなくなってすっきりとしました。  

8場

結婚式のドレスはあの『パルファン』のあやちゃんの有物で、初演と同じ。  

9場

舞踏会の赤のドレスも同じですが手袋が白になってよかったわ。  

10〜11場

お寝間が新調ですが、これは改悪。ゴテゴテとしたフリルが とっても寝間着には邪魔そうなのと、固そうなビスチェもよろしくない。その上、このビスチェがきっちりウエストで切ってあるので、ちょっとでも前屈みになったり両手を伸ばしたりすると背中の中味が丸見えで、まったくもってよろしくない。ボトムも初演の時のほうがすっきりしててよかったです。ここのクリームイエローのボア付きのガウンはあのままです。  

12場

ネグリジェ2点はゾフィーが生まれた時のお衣装が変りました。くすんだピンクのマント付きのネグリジェですが、あやちゃんの有ものでした。 「自分の美貌に気付いた」後の紫のネグリジェは同じです。  

13場

ハンガリーの3色旗のドレスは同じ。胸元のバラは初演の時も付いてました。  

15場

フランツとの扉前のシーンのたっぷりドレープのネグリジェも同じ。  

17場

鏡の間の、あのドレスも同じです。  

2部の衣装

マイナーチェンジもなくほとんどそのまま着ていますので、と っても懐かしい。
新調物は2点。一つは10場ルドルフとのシーンのドレス。 かなり抑えた色見のワインレッドで落ち着いてていいです。初演の時見たいに袖口が広がっていないのもGOOD。 このシーンは本当に親子のようで(^_^;)、花總さんがママに見えるんですね。表情も初演よりずっと年寄りになってます。 もう一つは昇天のシーンのドレス。いくらペアかも知れんが、そんなテカテカした生地なんて嫌だぁ(-_-メ)。あれだったら初演のドレスの方が何倍もいい。 でもこの生地だったら肩が落ちることもなくそれに関してはいいのかも(^_ ^;)。そしてこれなら胸パットがズレることもないだろう(^_^;)。 そしてドレスと共に不満なのが蘇った時の表情。あれは初演の時の方が何倍も素晴しい表情だった。

musette注*昇天のシーンのドレスは1000days公演で初演のものに変わりましたね(^^)。