[01/04/12]
製作発表のドレスにあまり期待はできないな……と、思い、星組のお衣装を見て、バブルの頃を懐かしんだぽりーんです。……宙組もやっはり大していいものではなかった……(;_;)。
花總さんのお衣装は9点。
プロローグ
『ベルばら』9巻の巨大なマリーアントワネットの絵が開くとそこには白いドレスに身を包んだマリーアントワネットがおります。従来通り、ここで「青きドナウ」を熱唱。
とにかく、幕開きからがっかりさせられるドレスで、白地に多分白い刺繍の生地なんですけど、そこらじゅうにくっついている赤やピンク、白といったバラのコサージュがいただけません(--;)。かつらにくっついた白い物体(羽ぢゃない)もなんだかわけ分からないものだし……。ほんの数秒しか着ていないし、その為にこんなクオリティの低い新調のお衣装を作るなら、点数減らしていいものを作って欲しいわ。ここと次でお衣装を換える必要って何なのかしら?
プロローグ
オスカルとアンドレの「愛あればこそ」が終わって妙なボレロアレンジの「愛あればこそ」を歌うのは当然フェルゼンとマリーアントワネット。盆回りで登場です。ここは星組同様真っ赤な二人です。だからね、アントワネットはともかく、真っ赤なフェルゼンは変ではないかと……(--;)。二人とも星組とよく似たお衣装になっています。
アントワネットのドレスは肩を惜しげもなく出した、深紅のドレス。襟周り(というのか?この場合……)も同じ生地。スカート部分には一部白いドレープがありますが、白の分量は控えめ。パールもどきがスカート全体にちりばめてあって、昭和『ベルばら』をご存知の方には『ベルばらIII』の幕開きのアントワネットのドレスを想像していただければかなり似ております。
ここまでは同じネックレスを着けている手抜きの花總さん(^^;)。しかもそのネックレスが『エリザベート』の赤いドレスのネックレスだったりするから尚手抜き(^^;;;;
宮廷
18年前の回想シーンが終わると先ほどと同じ生地で作ったちょっと違ったドレスに身を包んだ王妃さまがせり上がりで登場。
……赤い提灯半そでから白い提灯長袖が出ているという星組でもあった、同じようなデザインのドレス。東西同時だから型紙なんて同じなんだろうけど……これは星奈さんのを見たときも「?」と思ったけど、これもねぇ……。
ふと、上を見るとベルサイユ宮の時は深紅の絞りカーテンが下がっております。……このカーテンとここまでの赤いドレス2点はまさか同じ生地ではないでしょうね…………?
舟
「フェルゼンとアントワネット編」なら絶対なくちゃいけない(と、勝手に思っている)シーンです(^^;)。どんなに子供だましな舟だろうとドライアイスの運河に浮かぶそれは、大変幻想的に見えるので(^^;)。
こちらではワッカのドレスでは当然ながらございません。薄い水色?ペパーミントグリーンかな?の肩出しドレス。とっても上品なドレスで、かつらも解き流したようなラフな感じ。ゆったりと着ている様子が美しいです(#^^#)。これがぽりーんの一番好きなドレスかな?開襟白シャツをこれでもかっ!と開けて着ているフェルゼンのその開いている付近に頭をもたれる様子はとっても色っぽい構図でございます(#^^#)。まあ、『ベルばら』唯一のラブシーンですし、カーテンの閉まるその瞬間まで、皆さん、オペラグラスでしっかり観ましょうね(#^^#)。
帰国のあいさつ
フェルゼンがメルシー伯爵に説得されて帰国のご挨拶をしにくるシーン。国王陛下が謁見中なのに、そんなにしのび足で謁見の間に入ってきてもいいのか……?とギモンの多いシーンですけど(^^;)。
ここは群青色な(^^;)ベルベット調の肩出しドレス。襟周り(?)、袖口、裾の方は薄紫や白のレースをふんだんに使ってあります。
以上が1部。
アントワネットの2部最初の登場はこれがないと『ベルばら』じゃない(^^;)、大見得を切るシーン。
「マリーアントワネットはフランスの女王なのですから!」
……ただの王妃なんだが……。
ここは製作発表の時の朱いドレスです。発表の時は胸元のピンクのリボンはなくて、金のブローチだけだったような気がするんですけど、薄いピンクのリボンが付いててリボンの上にブローチが付いているんですよ。鳳凰やら胡蝶かと思う金の刺繍だけでも気に入らないのに、もっとマイナス……(--;)。
このドレスでパレードも降りてきます。
アリア
シャルルとテレ−ズがみすぼらしいお人形で遊んでいる所へアントワネットが入って来ます。ここのドレスは光沢のある素材でしかも見事なエメラルドグリーンのドレス(--;)。チュイリュリー宮に幽閉されていてしかも夜という設定だからもっと、光沢を抑えた質素で落ち着いたドレスであって欲しかった。キャルさんのなんかはとっても落ち着いてて「お母様」ってかんじでよかったのに。でもここドレスが一番ロココっぽいかな?ブーシェのポンパドゥール夫人の肖像のグリーンのドレスを思い浮かべていただくとよろししいかと(^^;)。
スカート部分には縦に2列におリボンが裾までくっついています。
16世陛下がしょっぴいて(^^;)いかれた後、新曲を歌うのですけど、ここで歌うのにふさわしい歌詞じゃないと思うのです……。
牢獄
いつもの感じです。生地の色も同様でブルーグレーというのかなぁ?あの色(^^;)。
でも止めて欲しかったのがハイネックってこと。これからギロチンにかけられる人にハイネックは変だと思うのです。邪魔だから長い髪の毛も首が見える所までカットしちゃうわけじゃないですか。それなのにハイネックというのは矛盾しています>デザイナーさま
肩には薄っぺらの三角ケープを付けていて、後ろは前からスカート生地を手繰ったようにしてリボンがついています(もちろん共布)。
シギちゃんのように大階段に出ると髪は切ってあります。
ボレロ
前夜祭の映像で皆さん、ご覧になったあれです。
身ごろはレース、そのレースがスカート部分でも左から裾まで斜めに入っています。
ただね……きれいでいいんだけど、ボレロに相応しいかっていうとちょっと疑問。ボレロってあの通りのえっち(#^^#)な振りでもありますし、レースや提灯袖の世界じゃないと思うんですね。長袖はいいとして、だったら、レースじゃなくシフォンもどきの透けるような素材のものにするとか。たかこさんの方も、お花のモチーフを散らしてあるのも嫌なら提灯袖なんてもってのほかだわ……。だからといって、従来どおりのラメラメが良いとは言わないけれど。
かつらも黒いボブとかで踊る度に乱れたりする方がいいと思うんだけどなぁ……。振りが激しいからあんなにきっちりしっかりひっつめたものなのかもしれないけど、それならそれで、ソバージュをただ結わくだけとかの方がまだ色っぽいのでは……???