ぽりーん先生の観劇レポート vol.17

宙組東京ネタばらし報告

[04/01/05]

初日は最初から観ようなんて思わなかったので、3日がmy初日となりました。それからお正月休みの間は日比谷に入り浸り(^^;)。……おかしい……(^^;)。
ネタばれなんて全然考慮しない私は私に分かった分の全変更点をお知らせいたしましょう。自分が観るまで知りたくない人は読まなきゃいいんですも〜〜ん(^◇^;)。

◆ プロローグ。情念の精ちっくな歌手の女たちの動かし方が変りました。かなみちゃんが次景との関係でさっさとはけるのは大劇通り。でも他の3人はアルベールにまとわりついた後、きっかけまで後ろ向きのヴィヴィアンヌを囲んでみたり。

◆ 夜会でランブルーズ侯爵と絡むグランヴィル夫人、ニコレット、ミレイユ。うち、ニコレットとミレイユのお衣装が変りました。水色なのは同じなのですが、ニコレットは全体にレースがかかっていますし、ミレイユはボトムに腰みののごとく(--;)レースがかかったドレスです。

◆ やはり夜会でギャランティ―ヌと軽くひと踊りなさったランブルーズ侯爵。最後はキスで締められました。そんなこと、あなたさまに恋する私の前で酷すぎる…………(;_;)。

◆ 私の嫌いな衣装No1、グリーンの胸下切り替えのあるあのドレスのシーン。アルベールと昔語りをする際、大劇は無音でしたが、東京ではBGMが入ります。でもデュエットとは全然切り離したBGMで流れが文字通りぶっつりと途切れます。そう、いったんその新しいBGMを終わらせて、しばし無音となった後で、あの聞きなれた前奏が始まるのです。……どうせなら、繋げようや(--メ)。

◆ テアトルパリの子役(^^;)・アニエスの鬘が変りました。大劇はアップルパイでも載せてんのかい?ってやつでしたけど(それでも『ピエール』よりはましだったか?)、東京はちゅるちゅる巻き毛のポニーテールになっております。こっちの方が全然いいんじゃない(^^;)?オーギュストの髪の色もものすごく見事なブロンドです(^^;)。

◆ ピンクのドレスに目隠しマント姿のヴィヴィアンヌがアルベールと図らずも遭遇してしまう夜のパリ。二人のやり取りが銀橋芝居になりました。サバティエは最後まで聞いて、上手花道にはけますが、ヴィヴィアンヌは次景の出の関係でしょうか(^^;)?大劇通り上手袖にクランクしながら(^^;)大急ぎでパニエをシャカシャカとうるさく響かせながら引っ込みます。大変でしょうね(^^;)。

◆ ランブルーズ侯爵さまの銀橋の恨み節。4小節ほど伸びました。もちろん音が伸びたということは新しい歌詞を歌われるということです。でもあの歌は「次なる獲物を捜す……」で終わった方が絶対いいと思うんですよ。「夢をむさぼり尽くして玉座へ登る」といった歌詞なんですけど、彼は王さまになりたかったのかぁ……頭のよろしいランブルーズ侯爵さまだから、名より実。政治を思うまま操りたいという欲はあると思っていたけど、王さまになりたいと思っていたなんて……ちょっとイメージが違う(--;)。まあ、コルシカ島の田舎モンが皇帝になれた時代ですから、時勢があなたを欲していればなれたかもしれないけど、やっぱり、ランブルーズ侯爵にはいつまでも黒幕であって欲しい……。

◆ カフェでのサバティエとのやりとり。ヴィヴィアンヌの覚悟のない女ぶりは相変わらずですが、サバティエはがんばっています(^^;)。「どうですひと口」でヴィヴィアンヌを引き寄せたところで大劇は失敗に終わりましたが、東京では唇を奪わん勢いです(#^^#)。がんばれ、サバティエ!!

◆ ギャランティ―ヌのラストのドレスが最初の夜会ドレスに替わりました。あの水色の襟付きドレスはあの場にはそぐわないと思っていたので、こちらの方がいいですねぇ(^^)。

以上、お芝居の変更点です。ショーにも多少の変更点がございますが、私にとって一番笑ったのはインドシナでしょうねぇ(^◇^;)!

◆ ラテンのコーラス隊4人のお衣装が変りました。ダンサーたちと同じようなラテンな黄色のドレスです。スリットは右足前に入っております。でも私は大劇の方が好きだったなぁ。

◆ やっぱりラテン。たかこさんの歌詞変ってます??大劇の時から全然聞き取れていないんですけど(^^;)、女神が降り立つのはストラーダだったと思うのですが、東京では(聞き取れないんですけど^^;)違うようなんですよね……。でも貸切では「ストラーダ」って歌ったんだよねぇ……。これはどなたかたかこさんのファンの方にでも確認しないと。

◆ そのラテンのラスト。東京では主要5人だけですが、ちゃんと銀橋に出てくるようになりました。そりゃ、当たり前でしょーが。大劇はどうしてあんな中途半端な終わり方でよかったのかがほんと解りませんわ。それでももっとうわ〜〜と皆で出てきてくれてもいいと思うんですけど。

◆ で、一人劇場で肩震わせて笑ってしまった、インドシナ。二人の役名が変っているのよー(^◇^;;;;
グエン→阮文明(グェン・ヴァン・ミィン)
スーリン→黎氏玲(レーティーリン)……グエンには・がつくのに、リンにはつかないんだよねぇ
あんなあほなレポートに『愛する人のことを「山田!」とか「鈴木!」と呼んでいるのか?』と書かれた事がよほどイヤだったんでしょうかねぇ(読むかいな^^;)。お衣装や振りや歌詞が変ることはあっても役名が変ることは今まであまりなかったですよねぇ。しかもただのカタカナ表記だった役名がきちんとフルネームになった上に漢字表記まで記載してあるんですから(^^;)。まあ、これで東京におけるこの愛する二人はお互いにちゃんとファーストネームで呼び合っているってわけです。ほっとしましたわ(^^;)。
ちなみに「ミィン!」「ティーリン!」と呼んでいるようです。

……ただのネタばらしのためだけの報告だわ(^^;)。
花總さんは最初から大劇の通りの役作りで、恨みも深く芝居に入り込んでいらっしゃいます。ジャンヌからこっち、大劇の方がいいじゃないのよー!!ってことはなくなりましたね。そういった意味ではとても心安らかに観劇できるようになりました。まあ、12日(私の水ランブルーズ楽日)まではランブルーズさま中心で見ているので(^^;)、ちょっといつもの東京初日と見方が違うかも(^^;)。
ちょっとランブルーズさまが大劇より弱いかなぁ……と、2階から見たときは感じたんですが、1階で観たときはそうでもなかったですかね。いずれにしても水ランブルーズさまとは後1週間ほどしか会えないのですから、入魂のお芝居を見せていただきたいものです。権力欲も色欲も男の業を全部抱えた色気のあるおじさまぶり。たっぷり見せてくださいな。中日は3枚目(2枚目半というのか?)だ…………(T_T)。
そして、1回1回を大切に踊りたいとそれぞれに語っていた「熱愛のボレロ」の水・かなみコンビ。ほんとうに愛しそうに大事に踊っているようにお見受けしました。かなみちゃんのちかちゃんを見つめる表情のなんてきれいなこと。もちろん、そんな目で見つめられれば男役たるものもっと深く見つめ返してくれます(私の知る限り、ちかちゃんはもともと相手役さんを深くやさしく見つめていますけど)。いいコンビだなぁと、つくづく思うのですが、これで後1年はこのコンビは見れませんからね。しっかり見ておかないと。とうこちゃんとどんなコンビを見せてくるのか、それはそれで楽しみなんですけどね。

そう言えば、いつぞやの東京TCAで私を虜にしたパッショネイトなパーカッションのおねーさん。もしかして、この作品でも色んなモノ叩いてくださっています?あの時のパフォーマンスと似たものを感じるのですが(^^;)。でも銀橋の影に隠れてらしてもう一つお姿がはっきりしないんですよね。2階隅っこからのご観劇の折にはオケボックス内上手端っこのパーカッション見学もなかなか楽しいですよ(舞台に集中しなさいっ!)。

以上、ぽりーんでございました。