八重垣神社

出雲、八重垣神社

スサノオとイナダヒメを祀った、八重垣神社。
松江市からバスで30分くらいのところにあります。
平日だし、人もいないだろうなーと喜んでいってみたら、境内には地元小学生がうじゃうじゃいて、写生の真っ最中…。
気を取り直して、お参り。
今までたくさん神社には行ったけど、こんなに境内の祠中におがんだことはあるまいという真剣に手を合わせてまいりました。
雪組ファンの友人にお守りでも買っていくか…と思ってみたけど、結婚発祥の地なもんですから、縁結びばっかり、ほかにあっても交通安全とかで、ちょっと目的(^^;)にそわない。真剣に吟味して「八重垣神社」「稲田姫」と書いてある、恥ずかしくないものを、しなちゃんファン用にひとつ買い求めました。 平安時代に描かれたという素盞嗚命、稲田姫、天照大神などの壁画を拝観。
境内に空調つきの収蔵庫(小屋?ちょっとショボい)が建てられており、200円拝観料が必要ですが、これは価値のあるものですよー、神社の障壁画としては日本最古の物と言われております。かなり劣化していて顔のまわりの部分だけが見えるくらいですが、1000年前の材料で描かれたものです。イナダヒメの着物は、飛鳥時代+平安時代みたいな感じです。そんな貴重な壁画に、小さい小屋の中で、プライベートに向き合える(^_^;)のです。

奥の院、佐久佐女の森

境内を抜けて「奥の院、佐久佐女の森」へ行くと、スサノオが八岐大蛇からイナダヒメを隠すために八重垣をはり巡らせたという大杉。八重垣っていったいどんなものだったんだろう?八重垣の跡って残ってないのね…。 その奥に稲田姫が鏡がわりにつかっていたという「鏡の池」。
おみくじを池に浮かべて、沈む早さで良縁を占う「コイン占い」が女性にうけているそうですが、私はしませんでした(^_^;)。
バーチャルでよろしければこちらで… 池の奥には稲田姫をまつった「天鏡神社」があります。

夫婦椿 結婚発祥の地(それまでは略奪婚だったとか!!)でありますので、2本植えたのに一本に合体した「夫婦椿」(年によっては、葉先が分かれるという神秘!)とか、小さい祠にはちょっと恥ずかしい形状のご神体とか(^^;)もございました。 敷地となりには平安閣の豪華な結婚式場が…興をそいでます(+_+)。 おみやげ やっぱり旬のネタですからねー、スサノオキティとか探しちゃうんですね(^^;)、異様なエネルギーで。
普段なら寄らないような土産物屋で、普段なら通り過ぎるようなファンシーなパッケージとかも検分して。
たぶん、同行者にはなんで私がそんなにスサノオやオロチに執着するのか皆目分からんかったでしょう。
島根県、神話のネタも多いのですが、キティは安木節かオオクニヌシか因幡の白兎で、スサノオもヘビもなかった…(^^;)。
好みにあってたのはオロチの卵。八岐大蛇は雌だったのか??爬虫類なのか??とかいう疑問はさておき、アオセトナさまの卵よ〜♪ 和歌の始め 「八雲立つ 出雲八重垣妻こめに 八重垣つくる その八重垣を」とスサノオが詠まれたのが、三十一文字(みそひともじ)の和歌の始めとされています。
八重垣だらけの歌ですが、なんか嬉しそうですね(^^)。
ところで「春ふたたび」で出てくる「出雲八重垣」ではそんな喜びの歌詞ではないような…? 謎は深まりますが、このあたりで。

[Photo,writed by musette]

▲夫婦椿 ▲ほしいものを云ってご覧〜♪
▲本殿

▲正面から

▲この大杉のまわりに八重垣を…

▲鏡の池。奥に祠が見えます

▲天鏡神社

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